アイドルの名前で偽コインが勝手に発行——SNS乗っ取りからの新手口

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2026年3月7日、4人組アイドルグループ「きゅるりんってしてみて」の公式X(旧Twitter)アカウントが不正アクセス被害を報告しました。第三者がグループ名を無断使用してミームコインを発行し、暗号資産プラットフォーム「Pump.fun」上で流通させていることが明らかになっています。

グループ名を悪用したミームコインが無断発行

きゅるりんってしてみての公式Xアカウントは7日、「『きゅるりんってしてみて』の名称を使用したミームコインが、暗号資産プラットフォーム『Pump.fun』上で第三者により発行されていることを確認しました」と報告しました。グループ側は「当社は、この暗号資産の発行・運営・プロモーション等に一切関与していません」と明確に否定しています。

Xアカウントへの不正アクセスも確認

今回の事件では、ミームコインの無断発行に加えて、公式Xアカウントへの不正アクセスも発生していることが判明しています。グループ側は「Xアカウントの不正アクセスを通報するとともに、プラットフォーム側にもグループ名の無断使用として対応を進めております」と対応状況を説明し、ファンに対して「購入やウォレット接続などは行わないよう、十分ご注意ください」と警告しています。

TikTokでバズったアイドルグループが標的に

被害を受けた「きゅるりんってしてみて」は、島村嬉唄、環やね、チバゆな、逃げ水あむの4人からなるアイドルグループです。2021年に活動を開始し、女の子の「カワイイ・リアリズム」を追求するコンセプトで活動しています。「らぶきゅん♡うぉんてっど」などの楽曲がTikTokを中心にバズを生み、注目を集めている人気グループです。

著名人なりすまし詐欺の新たな手口として警戒必要

一般的に、著名人や人気コンテンツの名前を悪用した暗号資産詐欺は増加傾向にあります。今回のケースでは、SNSアカウントの不正アクセスと組み合わせることで、より巧妙な手口となっています。ファンや投資家は、公式アカウントからの情報であっても、暗号資産関連の投稿については慎重に判断し、公式サイトや複数の情報源で確認することが重要です。

AIから見た分析

短期的影響:今回の事件は、人気アイドルグループのブランド価値を悪用した新しい形の暗号資産詐欺として注目されます。SNS乗っ取りと組み合わせることで、ファンの信頼を悪用する巧妙な手口となっており、他の著名人やインフルエンサーも同様の被害に遭う可能性が高まっています。

中長期的影響:エンターテイメント業界全体で、デジタル資産を悪用した詐欺への対策強化が急務となるでしょう。公式アカウントのセキュリティ強化、ファンへの啓発活動、プラットフォーム事業者との連携強化など、多層的な防御策の構築が求められます。また、暗号資産プラットフォーム側でも、著名人の名前を使用したトークンの審査体制強化が必要になると考えられます。

読者への示唆:ファンの方は、推しのアイドルやタレントが暗号資産に関わることは稀であることを認識し、そうした投稿を見かけた場合は必ず公式サイトで確認してください。また、SNSアカウントが乗っ取られている可能性も考慮し、普段と異なる投稿内容には特に注意を払うことが重要です。

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