【今週を振り返る】2026/02/23〜2026/03/01

今週は医療機関への大規模ランサムウェア攻撃から設定ミスによる情報漏えいまで、幅広いセキュリティインシデントが注目を集めました。150億円という巨額要求から、わずか68人分の情報流出まで規模は様々ですが、どの事案も組織の信頼と日常を揺るがす深刻な影響をもたらしています。一方で、AIによる業務革新やゼロトラスト導入など、新しい技術で課題解決に挑む動きも見えてきました。

今週の公開記事

2026-03-01

13万人分の患者情報が流出、150億円要求——川崎の病院サイバー攻撃の全貌
日本医大武蔵小杉病院でランサムウェア攻撃により患者13万人分の個人情報が漏洩。150億円の身代金要求、職員・医学生1700人分の情報も流出した事件の詳細を解説。 …

2026-02-28

韓国子会社のサーバが全暗号化——アルバックが明かした復旧の現実
真空装置メーカーのアルバック韓国子会社がランサムウェア攻撃を受け、サーバとPC内ファイルが暗号化される被害が発生。復旧状況と対策を詳しく解説。 …

フォーム設定ミスで68人分の個人情報が筒抜け——東京都の歴史建造物アプリで約2カ月間
東京都が委託する歴史建造物探訪アプリのイベント申込フォームで設定ミスが発生。約2カ月間にわたり68人分の氏名・生年月日・メールアドレスが他の申込者から閲覧可能な状態に。 …

牧村にランサムウェア攻撃、主要業務システムの一部とメールシステムが復旧
牧村株式会社が1月23日に公表したランサムウェア感染について、1月28日時点で主要業務システムの一部とメールシステムが復旧したことを発表。復旧状況と今後の対応について詳しく解説します。 …

2026-02-27

穴吹興産にランサムウェア攻撃、業務継続できた理由
穴吹興産が2月3日にランサムウェア被害を確認。一部サーバのファイルが暗号化されたが、迅速な遮断措置により主要業務への影響を回避。復旧作業と原因究明が進行中。 …

道路工業のファイル共有サーバに不正アクセス、情報漏洩の可能性を否定できず
道路工業株式会社のファイル共有サーバに不正アクセスが発生。個人情報漏洩の可能性があることが2月13日に発表された。 …

2026-02-26

Chrome・Edge・VSCodeが軒並みゼロデイ攻撃の標的に——2月第3週のサイバー脅威動向
2026年2月第3週はChromeやMicrosoft Edge、VSCode拡張機能など主要ツールでゼロデイ脆弱性が相次いで発覚。JALシステム障害やランサムウェア被害も含む注目セキュリティ事案を解説。 …

【緊急警告】Roundcube脆弱性が実攻撃に悪用中——CISA緊急対応リスト入り
米CISA、ウェブメール「Roundcube」の2脆弱性が攻撃で悪用されていると警告。CVE-2025-49113(CVSS9.9)とCVE-2025-68461を緊急対応リストに追加。 …

2026-02-25

警察庁が銀行2行と詐欺対策で初の情報連携協定——金融機関との連携強化で検挙率向上へ
警察庁が銀行2行と詐欺に関する情報連携協定書を締結。検挙および被害防止対策を強化する新たな官民連携の取り組みについて解説します。 …

ERPの複雑操作にAIエージェントが答える時代到来——リミニストリートの新アプローチ
リミニストリートがERPプロセスの課題を解決する「Rimini Agentic UX」ソリューションを提供開始。AIエージェント技術でERP操作の複雑性を解消し、ユーザー体験を革新する新しいアプローチとは。 …

マイナビのクラウドサービスに不正アクセス、個人情報流出の可能性
株式会社マイナビが利用するクラウドサービスに不正アクセスが発生し、ユーザーや取引先担当者の個人情報が流出した可能性があることが2月12日に発表されました。 …

企業の重要情報漏えいが頻発——ゼロトラストでどこまで守れるのか?
企業の重要情報漏えいが相次ぐ中、ゼロトラストセキュリティの有効性についてZscalerが解説。従来の境界防御の限界と新しいセキュリティモデルの必要性を詳しく分析。 …

2026-02-24

予算を3倍に増やしたのに侵入される企業が続出——セキュリティ投資の落とし穴
Fortinetの2026年調査で判明。多くの企業がサイバーセキュリティ予算を拡充しているにも関わらず、防御体制が追いつかない3つの理由とは。 …

2026-02-23

州内30診療所が全閉鎖——ミシシッピ大学医療センターを襲ったランサムウェアの深刻度
ミシシッピ大学医療センターがランサムウェア攻撃により州内約30診療所を全閉鎖、選択的手術も2日連続中止。電子カルテシステムも被害を受け復旧に数日要する見通し。 …

まとめ:今週の気づきを、次の一歩に

13万人の患者情報流出というニュースに、多くの方が「もし自分だったら」と不安を感じたのではないでしょうか。ニュースは情報ではなく、人の気持ちが動いた証。今週の記事からは、セキュリティ予算を3倍にしても侵入される現実がある一方、迅速な遮断措置で被害を最小限に抑えた企業もあることが分かります。完璧な防御は困難でも、備えと対応力で被害の深刻度は大きく変わる。そんな教訓を胸に、来週もデータ保護の最前線を見つめていきましょう。