【今週を振り返る】2026/02/09〜2026/02/15
今週は医療機関への150億円身代金要求から婚活イベントのメール誤送信まで、規模も手口も多様なセキュリティインシデントが相次ぎました。一方で、複数の脆弱性が同時悪用される異常事態や、AIを活用した経営変革の動きなど、技術の進歩と脅威の複雑化が同時進行する現実も浮き彫りに。デジタル化が加速する中、組織の大小を問わず直面するリスクと、それに立ち向かう人々の取り組みをお伝えします。
今週の公開記事
2026-02-15
150億円要求されても払えない——武蔵小杉病院1万人情報流出の現実
日本医科大学武蔵小杉病院がサイバー攻撃を受け、患者など1万人分の個人情報が流出。身代金約150億円を要求される事態に。医療機関を狙うランサムウェア攻撃の実態と対策を解説。 …
2026-02-14
SolarWinds製品で複数脆弱性が同時悪用される異常事態——米当局が緊急警告
米CISAが「SolarWinds Web Help Desk」など4製品の脆弱性悪用を確認し、悪用リストに追加。複数脆弱性の同時悪用という深刻な状況について解説します。 …
鹿児島市の婚活イベント参加者メールアドレス流出事案から学ぶメール誤送信対策
鹿児島市の業務委託先でメール誤送信が発生し、婚活イベント参加者10人のメールアドレスが流出。社内規定違反による設定確認不備が原因。再発防止策を解説。 …
2026-02-13
クーパン情報流出で脅迫事件が発覚、韓国国会で被害の深刻さが浮き彫りに
韓国の国会対政府質問で、クーパンの個人情報流出事件において犯罪者がアダルトグッズ購入履歴3000人分を悪用して脅迫を試みた事実が明らかになりました。 …
2026-02-12
MS月例パッチ2月版公開、ゼロデイ脆弱性6件含む55件に対処 - Microsoft ACI緊急対応
マイクロソフトが2026年2月の月例セキュリティ更新を公開。ゼロデイ脆弱性6件を含む55件に対処し、Microsoft ACIの緊急脆弱性2件も修正。 …
JAL手荷物配送予約システムに不正アクセス、2万8000人分の個人情報流出か
JALの手荷物配送予約システムに不正アクセスが発生し、約2万8000人分の個人情報が流出した可能性があることが2026年2月10日に報じられました。 …
2026-02-11
LINE誘導型「CEO詐欺」が国内急増、6000組織以上が標的に - 新手のBEC手口に警戒を
社長やCEOを装った電子メールでLINEに誘導する新たなビジネスメール詐欺が国内で急増。トレンドマイクロが2026年2月に発表した調査によると、6000以上の組織が攻撃対象となっている。 …
JetBrains Hub認証回避脆弱性CVE-2026-25848、CVSS9.1のクリティカル
JetBrainsの管理基盤「JetBrains Hub」で認証を回避して管理者権限操作が可能な深刻な脆弱性CVE-2026-25848が判明。CVSSスコア9.1のクリティカル評価で修正版が提供済み。 …
2026-02-10
ソフトバンクが「クリスタル・インテリジェンス」でAI経営変革を加速
ソフトバンクが企業の経営をAIで変革する「クリスタル・インテリジェンス」の展開を加速すると発表。新たなAI経営支援サービスの詳細と業界への影響を解説。 …
中国製電子たばこに情報流出リスク、米議会が国家安全保障上の懸念表明
米議会の共和党議員らが中国製電子たばこについて、スマートフォン接続機能による個人情報流出や悪意あるプログラム混入の恐れがあるとして政府に警告書簡を送付。 …
2026-02-09
ギリシャ空軍大佐が中国への機密情報漏えい疑いで拘束、NATO加盟国でのスパイ活動が深刻化
ギリシャで空軍大佐が中国への機密情報漏えい疑いで拘束されました。NATO加盟国における中国のスパイ活動の実態と安全保障への影響を解説します。 …
ノーベル平和賞に受賞者情報漏えい疑惑が浮上、調査開始へ
ノーベル平和賞の受賞者情報漏えい疑惑が報じられ、調査が開始されることが明らかになりました。国際的な権威ある賞の情報管理体制に注目が集まっています。 …
2027年に35%の国が地域特化AIでロックイン Gartnerが予測するAI主権確立の動向
Gartnerは2027年までに35%の国が地域固有のAIプラットフォームに固定されると予測。現在の5%から大幅増加し、地政学的緊張とデジタル主権への投資が背景にある。 …
まとめ:今週の気づきを、次の一歩に
150億円という途方もない身代金要求から10人規模のメール誤送信まで、今週の記事は「完璧なセキュリティなど存在しない」現実を物語っています。しかし、それぞれのインシデント対応には、組織を守ろうとする人々の真剣な想いが込められていました。ニュースは情報ではなく、人の気持ちが動いた証。脅威の多様化に対し、バックアップ体制の見直しや従業員教育の徹底など、できることから始めてみませんか。来週も皆さんの備えに役立つ情報をお届けします。


